タイムトラベルは出来るのか!?〜バック・トゥ・ザ・フューチャーから考える〜

今週のお題「最近見た映画」

私は先週、久しぶりにバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズを全部見ました。主人公のマーティ・マクフライと親友の科学者エメット・ブラウン博士(通称:ドク)と共にドクが「タイムマシン」に改造した乗用車デロリアンに乗り、過去に、未来にタイムトラベルをするという話です。

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最近、私はバック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズに始まり、「タイムトラベル」を扱った映画にハマっております。そして、将来的にはタイムトラベルが可能になるのかどうかについてよく考えてしまいます(笑)。なので、今回の記事では映画の紹介ではなく、将来タイムスリップが出来るようになるのかどうか、もしタイムスリップできたら歴史が変わらないのか、時空の観点から考察していきたいと思います。

クイーンズランド大学の研究者による新しい計算によると、物理法則に反することなくタイムトラベルを行うことが可能だという。
・しかし、タイムトラベラーは過去を変えることはできないだろうと彼らは述べている。安心しよう。未来は変わらない。(www.businessinsider.jp)

上記にある通り学者の見解だとタイムトラベラーは過去を変えることが出来ないとあります。つまり、バック・トゥ・ザ・フューチャーのようにはならないと言う事です。どういう事なのか。よく「親殺しのパラドクス」という例が有名ですよね。もし自分がタイムマシンに乗って自分が生まれる前の過去に行き、自分の親を殺した場合、今現在の自分は存在しなくなるというパラドックスです。このパラドックスは、バック・トゥ・ザ・フューチャーにも出てきます。主人公のマーティーマクフライは過去に戻って彼の両親の出会いを阻止しそうになり、自分が消えかけるという事態を引き起こしています。

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このパラドックスに対処するため、トバールと彼の指導教官であるファビオ・コスタ(Fabio Costa)博士は「ビリヤードボール・モデル」を使いました。衝突するビリヤードの玉を一連の原因と結果、円形のビリヤード台を時間的閉曲線と想定するものです。一つの球をある位置で突くと、テーブルの端に当たり特定のパターンで他のボールにあたります。ここで注目したいのが、研究者たちの計算によると、たとえ移動中のある時点でボールの軌跡に干渉したとしても、最終的に他のボールとの相互作用により軌道が修正され、干渉しなかった場合と同じ位置に同じ速さでボールがやってくる事があると言います。つまり、トバールの理論では、時間を遡る事は出来るが未来を変えるほどには出来事を大きくかえることは出来ないという事です。先程の「親殺しのパラドクス」に当てはめて考えてみると、親を殺そうとする自分を妨げるものが現れるだったり、父親を殺したときには母親は既に自分のことを妊娠していたりなどです。そのため、どんなに妨げようとしても自分は生まれてきます。

また、違う例として「コロナウィルス」を挙げてみたいと思います。コロナのパンデミックを抑えるために、自分が2019年に戻り、コロナに感染した最初の患者を隔離してパンデミックを抑えようとします。しかし、先程の理論から言うと未来を大きく変えることはできないのです。つまり、自分がどんなに過去を変えようとしてもコロナのパンデミックは起こります。例えば、自分が最初の感染者になりそこから広がってしまったり、既に他の誰かに感染してしまっていたりなどです。

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この事から、もしタイムマシンが出来て過去に行って色々な事をしたとしても、未来はさほど変わらないという事ですね。私は、よくタイムマシンに乗って過去に戻り現在を変えたいと思った事がよくありますが、この理論でいくとそうはできないらしいですね(笑)。結局は、今を後悔なく生きる事が一番ですよね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。これからも、映画やドラマに関連した記事を書いていくのでよろしくお願いします。